女性にぜひ読んで欲しいブログⅠ
ある日突然、婦人科を受診しなくてはならなくなった時、あなたならどうしますか?風邪を引いて内科のクリニックに行くのとは違い、躊躇しませんか?まず、そんな時頭に浮かぶのは街のレディースクリニックでの受診で、妊婦検診もされているが、婦人科の診察を中心にされてところが多いようである。
婦人科を受診するなら女性ならほとんどの方が女医さんに診てもらいたいと思う。私もその一人であり、ネットで女医であることと交通の便と病院の口コミをみて、最終的に女医さんに診てもらえるクリニックを探すことになる。女性にとって婦人科の受診は、たとえ女医さんに診察してもらえても、敷居の非常に高い診療科であることは間違いはない。
しかし、女性特有の異常に気づけば、受診せざるを得ないことになる。でもこれぐらいであれば自分勝手な判断で、積極的には婦人科に足が向かない人もいるようである。
昨今、結婚しない女性と生涯出産の経験のない女性が年々増加傾向にある。一生独身で人生送る女性は自らの体調の変化になかなか真摯に向き合うことができない環境もあり、今後女性にとってますます婦人科系の病気に罹患する人が多くなる。しかし先ほど述べたように婦人科の敷居は高く、受診した頃には病状がかなり進みたいへんなことになる可能性もある。
各地方自治体では子宮頸がん検診の検査費用の助成があり、定期的に検診を受けることができ、早期発見の可能性はある。しかし子宮体がんの検診はこういった制度はなく、最近増加傾向にある子宮体がんは一つのシグナルとしての不正出血があれば、なるべく早く婦人科に受診し検査を受ける必要がある。
私もご多聞に漏れず、既婚で出産の経験はなく、人生の半分以上を過ごしてきた。そんな私の異変は不正出血があったことから始まった。それまでにも不正出血があったが、一日たてば出血は止まっていて、それ以外の症状もなかった。今回は二日続けて不正出血があり、何か変だと思い、さっそく女医さんに診てもらえるクリニックにて受診をした。それは6月初めの出来事で、それ以降3か月に及び大津日赤病院にもお世話になり、様々な検査、手術等を行い、最終的に思いもよらない卵巣がんという結果に生き着くことになった。現在は子宮、卵巣、卵管の全摘の開腹手術を受け、手術後二か月経過し、元の生活に戻りつつある。
私の経験したことや女性特有の病気について、このブログで発信していきたい。少しでも女性特有の病気に関心を持って、女性が自らの命を守ることを知ってほしい。女性特有の病気で命を失くさないでほしい。進んで検診を受けてほしい。そして、少しでも異常を感じたら受診してほしい。手術について不安を感じている人がいるなら、このブログを通じて少しでも不安を和らげたい。そんな思いをブログに綴っていきたい。そして一人でも多くの女性にこのブログを読んでもらいたい。
ブログ「anmasakoの部屋」でまさか自分の病気を話題として発信するなんて思いもしなかったが、私の経験が少しでも女性のためにお役に立てることができればうれしく思う。
参考までに女性の子宮について全長7㎝、重さ60g~70g(年齢や妊娠時期で異なる)で子宮の全容は下記のイラストで見てね!
次回は不安を感じながら、はじめてレディースクリニックにて受診に行った様子です。
それでは次回「女性にぜひ読んで欲しいブログⅡ」https://myroom-anmasako.com/に続く‥‥‥
♥一口メモ♥
子宮頸がんは、子宮の入り口(子宮頚部)にできるがんです。子宮頸がんの原因は、「ヒトパピローマウイルス(HPV)」というウイルスで、主に性交渉によって、男女を問わず感染します。
子宮体がんは、妊娠中に赤ちゃんが育つ場所である子宮体部に発生するがんです。子宮体がんの原因は、女性ホルモンが深く関わっています。下のグラフは子宮体がんの年齢別の罹患数です。