女子たちへ 子宮頸がんのない未来図を❣Ⅲ
現在、子宮頸がんワクチン接種について、個人の判断により受けるか受けないかは選択することになっています。厚労省は打ちたい人のために下記のパンフレットを出しましたが、お勧めしていないし、お勧めするような案内にしてはいけないと通達も出しています。
000679259.pdf (mhlw.go.jp)000679682.pdf (mhlw.go.jp)HPVワクチン受けたあと (mhlw.go.jp)
たとえば、接種対象の保護者であるお母さん達はこのワクチンについてどのくらいの知識を持っておられるのでしょうか。小学生の娘さんから「子宮頸がんワクチンって何?」って聞かれたら、果たして何人のお母さんが正しく答えられるのでしょうか?接種対象者が通う小中高の教育現場でこのワクチンについての指導をされてるということをほとんどきいたことはありません。日本においては私のような大人の女性ですら、婦人特有の疾患の知識があまりないのだからいたしかたはないのですが、今後子宮頸がんが増加傾向にある日本ではこうした教育が必要ではないでしょうか?まず知ることから始めないと、いくら選択肢があっても自分自身で選択ができないということになります。昨今の若年層の女子は近い将来、高校生なら特にこのHPVにいやおうなしにかかわることになるでしょう、もちろん男子もHPVに感染するので、男子にもその現実を認識してもらわないと本当の防止対策にはつながらないと思います。HPVは男性も感染しますが、女性が感染するとがんになるという確率がかなり高くなり、女性だけがたいへんな重荷を背負うことになります。子宮頸がんのワクチンの接種を受けるか受けないかの重要な決定を国民に強いる前に、もっとこの分野の教育がされ、ワクチン接種に対して理解深めることが最優先事項だと思います。当然教育の現場においても性教育の一環として、対象の女子本来ならば男子にもHPVの教育もなされるべきだと思います。
私はまず一人一人が子宮頸がんワクチン接種をよく考え理解し、自分で選択できる環境を作ることだと思います。何が自分にとって大切なのかよく考え、自分自身で選択したそれぞれの結果が真の世論で、偏った世論に導かれることのないようにしたいものです。
さあ、自分自身で考え理解したら、子宮頸がんワクチン接種を受けるか受けないかの選択肢、自分自身で選択しましょう。もちろん保護者の方とも一緒に考えましょう。
厚労省が資料を出したり、個人に判断を任せたりするよりも、ほんとうに子宮頸がんをなくしたいのであれば、現在の国の方針転換が一番必要なことだと思います。今まさにその時期が来ているのではないでょうか。
がんがワクチンで予防ができるなんて私は最初耳にしたとき、ほんとうにすごいことだと思いました。それが子宮頸がんのワクチンでした。私が若年層の時にはこの子宮頸がんのワクチンは存在していなかったのです。時代もすっかり変わり、HPVは若年層の女子にはとても身近に存在するものであり、将来の自分を脅かすものになる可能性もあります。ここでしっかりと対応すれば、この危険から遠ざかることができます。今、子宮頸がんワクチン接種について正しく理解し考えて、自分にとってよりよい選択をしてほしいと思います。そして女の子たちにすばらしい未来図が描けますように心より願っています。
2021/11/12に厚労省から子宮頸がんワクチン接種についての朗報の発表があり、それについての記事をこちらで「女子たちへ 子宮頸がんのない未来図を❣続編」https://myroom-anmasako.com/を発信しましたので、合わせてお読みいただければと思います。
なお、関連の記事「女性にぜひ読んで欲しいブログ」Ⅰ~Ⅶ あとがきhttps://myroomanmasako.comもお読みいただければとてもうれしいです。