女子たちへ 子宮頸がんのない未来図を❣Ⅰ
先日、子宮頸がんワクチン接種についてのブログhttps://myroom-anmasako.com/を書いたのですが、子宮頸がんワクチンについて格段の知識があって述べたのではありません。これについて正しく発信できているかどうかという疑問がわいてきました。いい加減な知識で語ることのできない問題であることに気付き、この子宮頸がんワクチン接種について私なりにいろいろ考えてみることにしました。できれば私だけではなく、すべての女性に考えて欲しいと思いました。
私はつい最近まで、子宮頸がんワクチンを接種することによる重篤な副反応があることが心に強くひっかかり、厚労省も推奨していないことなど反対の理由ばかり頭に浮かび、ワクチンの接種には消極的な考えでした。ところが、私の主治医のS医師より、このワクチンについてのさまざまな現状をご指摘していただき、私の考えがすごく偏ったものであることを認識しました。私以外にも私のような偏った認識をしている人が存在するのではないかと思います。この機会にぜひ子宮頸がんワクチンについて考えていただきたいと思います。私の見解を順を追って述べていきたいと思います。参考にしていただければうれしいです。
さて、昨今、日本では子宮頸がん罹患率が世界の先進国に比べもっとも高いことをご存じでしょうか?その原因は、子宮頸がんワクチンの接種率が大幅に減少したためです。下のグラフは各国のワクチンの接種率で、日本では以前高い時は70%ぐらいあったものが、現在では1%以下まで落ち込んでいます。その結果、日本においての検診率の低さと合わせて、子宮頸がんは乳がんに続き、若年女性に極めて多い疾患になり、20代から30代で増加し、40歳代で発症のピークを迎えます。妊婦検診で初めて発覚するケースもあります。検診をすることにより早期発見につながるので、ワクチン接種を受け、なおかつ検診することが大切だと思います。
女性特有の疾患に対しての検診の大切さを「女性にぜひ読んで欲しいブログ」にて再三申し上げてきました。今回はその疾患の一つである子宮頸がん検診の現状や検診方法など書いてみたいと思います。一度も子宮頸がん検診を受けたことのない方はたぶん不安をお持ちだと思います。20歳から2年に1回の検診がどのような検診方法なのかも記載したいと思います。どうしても女性のデリケートな部分の検診なので、引いてしまいがちになりますが、女性の命を守るためにはどうしても必要な検診なのです。自治体の子宮頸がん検診の補助があっても、子宮頸がん検診の20歳~30歳受診率は20%強でしかありません。そのうえ20歳前半では10%ぐらいでたいへん低いのが現状です。若年層が検診に行かない理由として「めんどうだから」が多数派を占めるそうです。しかし、このように検診率が低いとなれば、子宮頸がんワクチン接種が1%以下の日本では、ワクチンによる予防効果がほとんどなく、おのずと子宮頸がんの羅患率や死亡率が高くなるのは必然です。子宮頸がんはワクチンで予防できる唯一のがんなのです。それなのになぜ日本では子宮頸がんワクチン接種率がこんなにも低いのか後ほど原因を詳しく述べたいと思います。下のグラフは世界各国の子宮頸がん検診率と子宮頸がん検査方法です。
今回は日本においての子宮頸がんワクチン接種と検診の現状を書きました。次回は子宮頸がんワクチン接種について詳しく日本の現状を書いています。なぜ、こんなにも子宮頸がんワクチン接種率が低いのか、そしてワクチンの副反応についての私の見解です。ぜひ、日本の将来の子宮頸がんの行くえを考えるためにもお読みいただきたいです。
それでは次回「女子たちへ 子宮頸がんがない未来図を❣Ⅱ」anmasakoわたしの部屋 (myroom-anmasako.com)につづく‥‥‥